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 アルバイトを終えて車で帰る際、仲間を送って行くことがよくある。今日は2人乗せて、名古屋港を出て、名古屋大学で1名、弥富で1名降ろす予定だった。
 しかし名古屋大学で1名と別れてすぐ、体調急変。発熱・吐き気・意識の低下がおこり運転できなくなった。
 はじめは腹が減りすぎに感じ、それで脳の構成原料が足らなくなり、シナプスが1レーンづつランダムに消えて行くような事態が想定されたため、バナナを買って食べた。
 しかしどうにも我慢できないので、コメダ珈琲に立ち寄った。トイレで吐いて、少し食べて、また吐いて・・・。弥富の1名はそこにつき合わされるかたちになってしまった。
 意識が遠のくにつれ、自分がしていること――そのすべてに矛盾があって、家へ送ってもらう→家から遠く離れた地で足止め・帰れる目途立たず、な、彼は、私に巻き込まれてしまって、自責の念だけが肥大化してきた。
 「俺はもう何も辻褄が合わせられない。あなたは、確実なところを、離れないでいてくれ」喫茶のソファに小さくなって、浮かび上がる最後の言葉を繋ぎ伝えた。
 彼は食べたり飲んだりしながら、
「シロノワールって1人1個は甘すぎて飽きちゃうね」
「でもこの甘さとコーヒーの苦味が合うんだな」
などと云った。
 それは、パズルがバラバラになったような脳内において、10人中10人がそう思うであろう、揺ぎ無いあたりまえさを思い出させた。そして、壊れてしまっていた心のコアの部分に置き換わり、具体的には、「そりゃそうだね」と、相槌を打つことが可能となった。打開できる気が少しした。
 その後、どのくらい喫茶にいたか、わからないが、なんとか吐き気がおさまって、車を進めることができるようになった。
2013-10-19

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